電解装置(ハイポセル)・二酸化塩素製造設備

電解装置関係では、浄水場や食品分野における飲料水の滅菌システム、海洋生物の付着防止システム。二酸化塩素による漂白のため紙パルプ生産事業への製造設備の設計から納入を行います。

《海水電解装置》

海水を電気分解すると発生する次亜塩素酸ソーダにより、海水配管への貝類や微生物などの付着を防止するための装置で、主に発電所、石油化学プラント、LNG管理設備、水産関係、水族館などに多くの納入実績があります。

概要:
海水電解装置では、竪型角槽式のGKタイプフィルタープレス式のGFタイプの2機種でご提案いたします。

GKタイプ(竪型角槽式)・・・シンプルな構造で、1槽ごとに分解や電極交換が可能。小発生量の装置にも対応可能。

GFタイプ(フィルタープレス式)・・・GKと比較して設置面積が少なく、構成部品も少ない。大発生量に対応可能な装置。

特徴

  • 海水処理量に応じた個別設計で製作いたします。
  • 陽極はカーリット製“エクセロード”を使用しており高効率で長寿命。

システム構成:
●ワンパス方式
 発生した次亜塩素酸ソーダを
 水素ガス脱気後に直接注入
 します。
 受液槽から直接注入も可能。

●リサイクル方式
 循環注入する方式で注入点が
 複数の場合に適します。

《船舶用海水電解装置》

海水中の生物により、船舶で使用される海水配管、復水器や冷却水配管内における生物繁殖による目詰まり等を防止します。

概要:
海水を電気分解することで発生する次亜塩素酸ソーダを、シーチェストへ注入し海洋生物の付着を防止します。

特徴

  • 陽極はカーリット製”エクセロード”を使用しており高効率で長寿命
  • 薬品を使用しないで電解槽を分解し、内部のスケール(カルシウム、マグネシウム等)を除去することが出来ます。

《塩水電解装置》

塩素注入に代わる安全な消毒システムとして、全国の上水道・簡易水道等へ納入しています。

概要:
希釈塩水を電気分解することで、有効塩素濃度約1%の次亜塩素酸ソーダを生成し、注入設備にて滅菌処理を行います。

特徴
オンサイトにて次亜を生成し、市販次亜より低濃度であるため分解も少なく取り扱いは容易です。全国の浄水場に納入させていただき、高評価をいただいております。運転により副生するスケールは、年1回程度の酸洗浄を行い除去することで良好に使用出来ます。また、水素ガスについても装置付帯のガス分離器により電解液中から分離され、系外へ排出されますので安全です。

《その他の電解装置》

◎淡水電解:
 浄水場配水池、受水槽(高架槽)等の水道水を追塩するための電解槽です。電解槽を貯水槽へ浸漬して水槽内の水を電気分解することで、微量に含まれる塩化物イオンから有効塩素を生成します。

◎アルカリイオン水:
飲用水からアルカリイオン水を生成するための隔膜式電解槽です。主に飲料の原料として使用されます。

《二酸化塩素製造設備》

製紙会社の漂白パルプ工程において、最も重要な漂白剤のひとつである二酸化塩素製造設備の設計、機器製作、建設または建設支援、試運転まで行っています。
二酸化塩素(ClO2)は塩素と比較して繊維をいためない漂白剤として、パルプ漂白にご使用頂いております。
概要:
 塩素酸ナトリウムを酸性条件下で反応させ、副生塩素を抑制したClO2ガスを発生させます。発生ガスを吸収塔で水に吸収させClO2水としてご使用頂く装置です。

特徴:
 装置は大きく2つの方式に分かれており、国内で実績豊富な10(t/D)以下の生産に好適なR2P方式と、最大50(t/D)まで生産可能(海外実績)な無排液タイプのR8方式の2機種となります。

《二酸化硫黄製造設備》

概要:
 硫黄より二酸化硫黄(SO2)を発生させ、SO2水を製造する装置です。国内の食品メーカー様に納入しています。
機器製作、設置工事、試運転まで行っています。

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